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アウトカム・8フレームアウトカム

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アウトカムを直訳すると、「結果」です。
NLP(神経言語プログラミング)では、この結果に当たる「目標設定」を重視します。
なぜならば、たどり着くべき到達点が明確でなければ、どこへ進んでよいのかがわからなくなるからです。
例えば、「ダイエット」を目標としたとします。
そのダイエットは、1年で5kgのダイエットを目指すのか、3か月で10㎏のダイエットを目指すのかで、やるべきことは変わってきます。

そして、そのアウトカムを具体的に行うための手助けとなるのが、8フレームアウトカムという手法です。

売上目標○万円!これはあなたをワクワクさせる目標ですか?

心を動かす目標設定

様々なシーンで、目標設定の重要性は説かれています。それもそのはずで、目的地の設定されていないナビじゃあまり役に立ちません。
しかし、多くの誤解があるのもまた、目標設定のやり方です。
目標設定といえば、営業などのシーンでよく使われる言葉ですが、ありがちなのが「売り上げ目標○万円」というもの。

もちろん、会社の方針にのっとって仕事をすることは、あなた自身の未来のためにも重要なことです。
しかし、この売り上げ目標○万円という目標、あなたをワクワクさせて、やりたくてしょうがない目標でしょうか?
もしそうだとすれば、とても幸せなことだと思います。しかし、そうでないとすれば、仕事はつらいだけになってしまいますよね。

二人のアスリートの話

同じ競技で切磋琢磨するアスリートが二人いました。
一人は、オリンピック出場にすべてをかけたといいます。
もう一人は、オリンピックの先に自分の技術を子供たちに伝え、広めたいという目標を持ってました。

結果として、二人ともオリンピックでは素晴らしい活躍をしました。
しかし、その後、二人の人生は大きく分かれていきました。
オリンピックにすべてをかけた一人は、その後燃え尽きてしまい、競技でも結果は振るわずほどなく引退。
その後の消息はあまり報道されることもありません。
自分の技術を伝えたい、という思いを持った一人はオリンピック後も第一線で活躍し、その後惜しまれながら引退。
当初の思い通り、今では子供たちを対象に、自分の技術を伝えるためのスクールを運営しているといいます。

二人の違い

この二人の決定的な違いは、目標設定にあると考えられます。
オリンピックに出場し、記録を残すことはとても素晴らしいことです。しかし、一人はそれを最終目標としたのに対し、もう一人は人生の目標を達成する通過地点と位置付けました。
その差は歴然で、競技人生を終えたときにその後の人生の質を決定的に変えてしまいました。

営業という仕事につくなかで、売り上げ目標○万円というのは目標としては悪いものではありません。しかし、その先にある人生についてを考えておかなければ、定年退職後に何が残るのでしょうか。多くのビジネスマンが定年退職後、一気に老け込んでしまいます。

その理由は、身近な未来だけを見て生きていた、という原因があったのではないでしょうか。

8フレームアウトカム

人生の目標設定

人の人生は長いものです。短期・中期の目標設定は大事なものですが、そもそも長期的なビジョンあっての短期目標です。今目の前の目標を超えた先に、どんな人生を期待しているのか。そこを明確にすることこそが、モチベーションの源泉となります。
NLP(神経言語プログラミング)においては、目標設定を8つのフレームから明確にしていくワークがあります。その概略をご紹介します。

人の本当の思いは隠されている

このワークを行う際に注意したいことは、頭で考えすぎず、どんどん思いついたことを口に出していただきたい、という事です。
出来れば、質問のプロから詳しくヒアリングを受けるのが良いのですが、一人でやる場合には紙に書きだすとよいでしょう。
その際は、とにかくどんなことでも(不可能と思えることや、バカバカしいと思えることでも)手が動くままにひたすら書き続ける、という事です。

なぜならば、多くの場合、人の本当の望みは無意識の奥に隠されていることが多いのです。というのも、人は「自分の立場上、こうあるべきじゃないだろうか」「生きていくためには、こんなことを考えていてはだめだ」などと、頭の中の”理性”があなたの本当の望みを否定し始めます。
恥ずかしがらず、思いついたことを否定の言葉が浮かぶ前に書き留めていくのがコツです。

8フレームアウトカムの質問

質問1:あなたのゴールは何ですか?

あなたが本当に望むことは何だろうか?あなたが具体的に欲しい成果は何だろうか?そういったことに対して思いついたことをすべて書き出してみてください。
この漠然とした質問でも、ふっと浮かんだ何かがあるのではないでしょうか?その浮かんだものをすかさず書き留めましょう。
時間をかけて考えるというよりは、そうやって頭に次々浮かぶものをとにかく書き出してみることが重要です。その内容を評価するのは後でOK。

質問2:あなたのゴールが手に入ったらどのようにわかりますか?

目標を立てることは重要ですが、その成果を評価するための証拠を設定しましょう。目標を達成したあなたの目には何が見えるでしょうか。耳からはどんな音が聞こえ、自分はどんな服装をしていて、どんな匂い、どんな感情が芽生えているでしょうか?五感を駆使して、ゴールを達成した感覚を味わってみてください。

質問3:ゴールはいつ、どこで、誰と創りますか?

そのゴールを達成するのは、1年後?それとも10年後?30年後?
その時あなたはどこに、誰といますか?その方は、あなたの協力者ですか?それとも心通じ合ったパートナーでしょうか?
そもそも、誰とも協力せずに独力で成し遂げるかもしれません。それはあなたの望むことですか?

質問4:ゴールを手に入れたときあなたの人間関係や周りの環境はどう変化しますか?

あなたが行動すれば、周囲も変化します。あなたがゴールを達成したとき、周囲の人たちや環境はどのように変化しているでしょうか?
そして、その変化はあなたにとって望ましいものですか?それとも受け入れがたいことですか?

質問5:ゴール達成のためにあなたが持っているリソースは?

人は、意外と自分の強みに気付かないものです。日ごろ、よく友人から褒められること、うらやましがられることはありませんか?
自分では些細なことと思う事も、他人から見ると「すごい!」と思えることは少なからずあるものです。
また、あなたがこれまでしてきた経験も大事なリソースです。趣味で長年続けてきたことや、興味関心のあるジャンルももちろんそうですが、ほかの人がしていないようなつらい経験やコンプレックスもまた、重要なリソースとなりえます。

質問6:現在成果を手に入れることをとめているものは何ですか?

目標達成を阻むものを思いつくまま書き出してみてください。これもまた、評価するのはすべて書き出した後でOKです。
その障害はじつは、あなたの思い込みから作り出されたものではありませんか?
業界の常識という理由を挙げる人は多いのですが、それは本当ですか?それを回避する方法はありませんか?

質問7:ゴールを手に入れることはあなたにとってどんな意味がありますか?

これはとても重要な質問です。というのも、多くの場合、目標設定というと他人から与えられた目標に支配されがちです。
例えば、売り上げノルマなんていうのもその一つです。それが、ただの義務であるうちはなかなかやる気も起こりません。
今、毎月のノルマを達成することが、あなたの人生の大きな目標(出世や起業や実績作り)にどういう意味を持っているかを考えることが非常に重要です。
逆に、仮に設定した目標が、意味(価値)を感じられない物であるとしたら、目標自体の見直しを考える必要もあるかもしれません。

質問8:まず何から始めますか?具体的なプランは?

状況を変えるには、あなたの行動なくしてはありえません。あなたの小さな一歩を重ねていくことで、あなたの人生が初めて変化を始めるのです。
その際に、まずは全体を通して、具体的に何をいつ頃やるのかを考えていきましょう。そのうえで、その計画を現実のものにするためのベイビー・ステップ(初めの小さな一歩)を決めましょう。
そのベイビー・ステップは例えば、重要な人物に連絡を取るために電話帳を開く、という今すぐできることでOKです。
夢の世界に一歩踏み出すステップが最も重要なのです。

目標の見直し

8フレームアウトカムのステップは、目標を様々な角度から検討するよう考えられています。
そうすることで、そもそもその目標にあなた自身がコミットできるものかどうか?という根本的な部分にも触れることができるフレームワークです。
ですから、初めの質問でゴールがイメージできなくても、思い付きの「仮ゴール」を設定して、8フレームを進めていくことでゴールが明確になることもあります。

質問1~8を何度か繰り返して検討していくことで、あなたが本当に達成したい目標が明確になる可能性があります。

なお、このワークは二人一組で行う事が一般的です。
もしお一人で行われる場合は、繰り返しになりますが、頭の中で考えるだけではなく、ペンを持って紙に書くようにすることをお勧めします。
パソコンへの入力よりも、実際に書く方が効果が実感できると思います。

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